地霊 -聖なる大地との対話- イメージの博物誌 14
地霊 -聖なる大地との対話- イメージの博物誌 14 / 感想・レビュー
evifrei
資料集。訳は荒俣。相変わらずの大盤振る舞いだ。本書は大地母神伝説を中心に紹介する。インディアンに伝わる伝承による解釈だと、大地を耕す農業は母なる大地の地肉を損壊することを意味する。そのため人間が農業を行い土地から収穫物を獲得することについて大地母神に赦しを乞い、贖罪を意味した儀式が執り行われてきたようだ。大地母神信仰は古く素朴なアニミズム的な信仰だが、日本人には比較的親しい考え方の様に思う。ストーンヘンジや地上絵の意味までは解らないが、何となく自然への畏敬の念は共感できる内容ではないだろうか。
2020/01/11
Mentyu
人類と地母神にはじまり、地脈や風水に至るまで。解説文の内容はオカルティックではあるものの、掲載されている図像資料は本物なので興味深く読める。
2024/04/26
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