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生命の樹 -中心のシンボリズム- イメージの博物誌 15

生命の樹 -中心のシンボリズム- イメージの博物誌 15

生命の樹 -中心のシンボリズム- イメージの博物誌 15

作家
ロジャー・クック
植島啓司
出版社
平凡社
発売日
1982-12-01
ISBN
9784582284157
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生命の樹 -中心のシンボリズム- イメージの博物誌 15 / 感想・レビュー

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烟々羅

最近、カバラに擬して十九世紀のイギリス人が言い出した図としての「生命の樹」ばかり集中的にみていたから、類似する・根源となる・多層的に意識すべき、世界の様々な「生命の樹」の絵画と伝承の集められた図版がふと目に留まったのは、バランスがとれて良かった。訳者が植島さん、冒頭文がバシュラールへの言及からはじまるとか、懐かしい中高生時代の記憶を喚び醒まされる

2012/05/17

evifrei

資料集。タイトルからカバラーやセフィロトに限定して扱うのかと思ったが、イグドラシルを筆頭にした宇宙樹や逆さまの樹・大地母神伝説に言及したりと、かなり広範囲を扱う。ちなみに実際に存在する植物だが、枝から地表に向けて補助的な樹が生えていく不思議な植物には驚かされた。これは確かに素朴な自然崇拝的な心情に働きかける訳だと思う。世界を支える大樹というマクロな観点のみならず、樹は心理学の分野でも重要なシンボルとして捉えられる。古代では樹という存在もマクロコスモス・ミクロコスモスに対応して考えられていたのかもしれない。

2020/01/11

katar

日本の五重塔にも樹木のイメージが投影されてたというのが驚いた。訳者の書いた序文は今の目からみるとオカルト的な雰囲気がするような気がするが、本編は心理学に沿っていて科学的だと思う。

2011/06/13

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