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妖精たちの森: 野中ユリ画集

妖精たちの森: 野中ユリ画集

妖精たちの森: 野中ユリ画集

作家
野中ユリ
澁澤龍彦
出版社
平凡社
発売日
1995-09-11
ISBN
9784582286090
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妖精たちの森: 野中ユリ画集 / 感想・レビュー

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yn1951jp

図書館に初版1980年/講談社。あらゆる自然に存在する妖精たち。賢者の石、変身譚、絵のある石、魚石、宇宙卵、二つに分裂して生まれる対立的存在(天と地、昼と夜、太陽と月、火と水、男と女)=アンドロギュノスの分極作用、無機物と有機物の循環、すべての存在が入れ子構造になって形づくられる世界。それを野中と澁澤が美しく描き出す。そこには、数えきれないほどの物語が秘められている。中でも魅力的なのは、美しい女の子の果実が成り、熟れると「ワクワク!」と悲しい叫びを発して落果するという、美しくはかない植物の伝説。

2014/12/05

気持よく翔べますね~気持ち良い。思ってたよりも収録作品が少なくてちょっと残念。後半のフローラ幻想以降の澁澤さんの文は彼女の掲載作品とは少し違う気がしたけれど、文は文で、絵は絵でってことで!彷徨引力と狂王も読みたいなぁ・・・

2013/06/23

紀梨香

幻想的で美しいコラージュ作品集。岡上淑子とはまた異なる風情で、より妖精的な愛らしさがありました。

2023/05/23

jun_dm

/古代人は、自然の一部としての人間に、宇宙全体のなかに占めるべき場所をあたえ、全自然と人間とを結びつける絆を強固にすることに、たえず意を用いていたから、この絆を際立たせ、人間と事物との相互依存関係を容易に理解することを得さしめるような、いわば人間と事物、人間と自然との接点のごときものを常に求めていた。神話の創造は、その起源がいかに曖昧であるにせよ、古代人のこうした欲求と無縁のものではなかったはずであろう。神々や自然の圧倒的な力の前に、人間がいかに卑小な存在でしかないかを確認することは、とりも直さず神話の

2019/05/25

ふゆきち

野中ユリのコラージュ及びデカルコマニー集。昔の博物学の挿画のように思えてくるのは、澁澤龍彦による文章との相乗効果から来るものでしょうか。手元にあるのは80年の講談社版ですが、復刻版では表紙が変わっているようです。

2022/10/02

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