ぼおるぺん古事記 (二): 地の巻
ぼおるぺん古事記 (二): 地の巻 / 感想・レビュー
えちぜんや よーた
大国主神ってどんなにエラい神様かと思っていたら、やたらとモテるスキモノ野郎やん!(非モテの男目線で)と思えるくらい分かりやすい。和歌の素養や古事記に関する知識がナッシングな自分でも面白かった。やっぱりこうの先生の作品は感情移入ができるところがいいですねw
2016/12/16
yoshida
大国主神を軸に、因幡の白兎から国譲りまでを描く。生き生きとした絵柄に引き込まれ読了。須佐之男命の娘、須勢理比売と恋に落ち結ばれる大国主神。さらに八上比売とも結ばれる。栄える出雲の国を巡り、天上の神々と地上の神々が争う。建御雷神の力の前に蘆原中国は天上の神々の治めるところとなり、出雲大社が建設される。古事記の面白さに気付かされる。カラーページも秀逸。これがボールペンで描かれたとは!
2014/12/12
ムッネニーク
118冊目『ぼおるぺん 古事記 二 地の巻』(こうの史代 著、2012年9月、平󠄁凡社) 大国主神を主人公に、因幡の白兎から出雲建国、そして国譲りまでが描かれる。 非力だがお人好し、そして何故か女にモテるという大国主のキャラクターは非常に現代的。今の少年漫画やラノベなどに通じるところがある様な気がする。 ウサギやネズミ、鳥などの小動物がたくさん出てきてとても可愛らしいのも特徴の一つ。日本のキャラクタービジネスの源流は『古事記』にあり? 〈故 汝が心 奈何にぞ〉
2024/09/12
アキ
こうの史代の古事記・地の巻。その12うからうから〜その19いかにいかに、まで8話。大国主神の旅。因幡の白兎から根の国訪問、妻問い、出雲国造り、国譲り、そして出雲大社のスケールの大きさまでマンガでわかりやすい。歌の部分はカラーで美しい。続いて第三巻へ。
2019/10/05
鱒子
日本神話の大ヒーロー オオクニヌシの魅力たっぷりな第2巻。わたしが過去に読んだ全ての神話本では、あっさりスンという感じで国譲りしていました。しかし本作ではオオクニヌシの苦悩が見えます。勇猛なタケミカヅチが乗っているのはスワンボートの天鳥船(笑 ユーモアとシリアス、こうのさんの再構築は最高です。
2023/06/01
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