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雲は美しいか: 和歌と追想の力学 (29;29) (ブックレット〈書物をひらく〉 29)

雲は美しいか: 和歌と追想の力学 (29;29) (ブックレット〈書物をひらく〉 29)

雲は美しいか: 和歌と追想の力学 (29;29) (ブックレット〈書物をひらく〉 29)

作家
渡部泰明
出版社
平凡社
発売日
2023-03-27
ISBN
9784582364699
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雲は美しいか: 和歌と追想の力学 (29;29) (ブックレット〈書物をひらく〉 29) / 感想・レビュー

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かふ

和歌に詠まれた雲の歌から変遷を辿っていく。『万葉集』では妻や恋人との別れ、同じ雲を見ている。平安になると中国の神話の影響で雲は姫の化身というような。「浦島子(姫)」伝説。煙は隠すもの、荼毘する煙と同一視して、亡き者を追想する歌へ。『源氏物語 葵、夕顔』。『新古今』以降になると幽玄の世界。夏の雲を眺め、遠い世界を想う。https://note.com/aoyadokari/n/n4337fbe46ea5

2023/07/10

きょう

挑戦的にも思えるタイトル。和歌を味わうことはその歌を詠んだ人の思いに寄り添うこと。万葉集ともなると、その歌を後世の多くの人が読んで味わったり本歌取り、さらに創作したり。時代によって捉え方も変わるのですが。雲に限って歌を取り上げてあるので、月に雲、富士に雲~いやいや富士には煙を取り合わせるべきとの批評がありハッとしました。富士山を火山と見ていた時代が長いのですね。雲居、を亡くした人と重ねるのは現代なら星になったとかですが、仏教の来迎図を見て、雲に乗って行く所と思われたからではと思ってました。

2024/01/24

takao

ふむ

2024/10/04

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