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文字講話 (1)

文字講話 (1)

文字講話 (1)

作家
白川静
出版社
平凡社
発売日
2002-09-01
ISBN
9784582403237
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文字講話 (1) / 感想・レビュー

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榊原 香織

90過ぎてからの講義録。 広範な知識に驚く。 人類の歴史を50万年として、文字はたかだか5千年。”それはおそらく古代王朝が、神権的な神聖性を獲得したときに、神と交通する手段として生まれた”(p87) 4巻本の1巻目

2021/01/06

姉勤

「甲骨文字」(古代中国で占いで使われた亀の甲羅や獣の骨に刻まれた象形文字)や「金文」(金属製の祭器に彫られた同様のそれ)を題材に、5回の講義毎にそれぞれのテーマ。 文字の絵解き的なものを想像していたが、殷王朝と記紀で語られる古代日本の比較文化的な講義が多かった。載っている古代文字の資料も豊富なので、色々な意味で夢の世界に誘われられて、読むのにかなり時間がかかった。<2>も引き続き読むつもりだが、読解に耐えうる知識の貧弱さは否めない。かと言ってそれなりに面白く、多少古代文字が読める様になる。

2014/06/17

amanon

理解の程は怪しいが(とりわけ、古代中国史や漢文の引用に関する箇所はほぼ斜め読み)、非常に知的興奮を覚えた。それと同時に、本書で展開されている論が、今後覆されるような学説及び考古学的発展が出る可能性もあるのでは?という気にさせられた。ただ、著者に勝るような人が今後出てくるのか?という疑問もあるが。それにしても、普段当たり前のものとして利用している漢字という文字に、あれだけの歴史的背景や深い意味が込められているという事実に改めて驚愕。そして、その漢字を今日に至るまで、独自に使いこなす我が国の文化のあり方にも。

2021/03/26

はにゅ

文字を通して知る古代社会って感じ。そんな文字を現代社会で使いまわしてるのって、よく考えると不思議ですよね。

2006/07/15

みかりん

文字を切り口に古代の文化を生き生きと見せてくれる。面白い。

2011/12/20

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