文字講話 (2)
文字講話 (2) / 感想・レビュー
榊原 香織
漢字一文字に、よくここまで具体的な出来事が読み取れるものだといつも感心する。 Ⅱは、国家、法、戦争、等、今の中国を見ると、たまたまタイムリーな内容というか ”止戈を武と為す”(左伝) 武というものは武力、というよりむしろそれをとどめるのが武 古代中国の知恵
2021/05/24
姉勤
白川講義第2集。古代の原始宗教、祭祀、国と社会、法と刑罰、戦争の五編の講話。各章に関連した漢字のいわれに 、和漢の比較文化論、春秋左伝や金文のトレースなどの資料も添付。本書に挙がる漢字の由来が、一見関係ないように思っても 、占いや祭祀、または戦闘(兵装や軍隊の単位、褒賞や刑罰)のために作られたものが多い。ひつつ間違えば、集団の社会死を招く事柄ゆえ、 真剣に記そうとするのは理解できる。
2017/06/23
エイサノオト
漢字文化圏の国同士が仲が悪いとは、嘆かわしいなあ。
2019/08/16
みかりん
文字を通して古代の国の様子を知り、また現在の我が国のありようをも考えさせられる。
2012/01/31
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