アジアまぼろし画報: 『Asia』で見るニッポン
アジアまぼろし画報: 『Asia』で見るニッポン / 感想・レビュー
トムトム
1920~30年代にアメリカの富裕層向けに販売された雑誌「ASIA」。アジア各国に在住のアメリカ人、または英語の分かる現地人が記事を書いているので時代の雰囲気がよく分かります。写真も豊富。第二次大戦前まで、日本はすごく好意的に紹介されていたのだなと思いました。世界一周旅行の広告なども紹介されていてブルジョアな感じです。ASIAという雑誌の表紙の絵がエキゾチックですごく綺麗!荒俣宏さんが外国の古書店でジャケ買いしてしまった気持ちがよく分かります。面白かったです。
2021/09/10
姉勤
1920~1930年代に、アメリカで刊行されていたグラビア誌ASIA(エイシア)に掲載された、写真と記事の邦訳を紹介する。著者の著作の特徴たる自身の膨大なコレクションから選別し、誌面の半分は当時の日本に関するもので、大学野球の本場大リーグを凌ぐ観客や、文化風俗、昭和天皇、新聞の大部数、珍しい文物など、上位人類として世界が認識していた米国記者目線で紹介。後半は中国大陸、インド、南洋、ネイティブアメリカンの現地取材。約10年後の世界大戦を予期しない平和な空気が、眩しくもあり、物悲しい。
2022/12/24
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