画狂人ホルスト・ヤンセン: 北斎へのまなざし (コロナ・ブックス 117)
画狂人ホルスト・ヤンセン: 北斎へのまなざし (コロナ・ブックス 117) / 感想・レビュー
凛
この間アート大阪2014に行った時にひと目で気に入った作品があって良い出会いだ!と思ったらヤンセンだった。好きなものは安定してんな自分…と半ば呆れ。ヤンセンのことが判ったような判らないようなボンヤリした内容。画集を買うと決意させられました。くぅ~かっけー。
2014/09/16
きりさめ
まさに画狂人。描かれた線には荒々しさと繊細さの両極端な印象を一度に受けた。「優れた芸術家は自分の先駆者をつくる」と聞いたことがあるがこの画家もやはり例外ではなく、葛飾北斎をそれにあてたのだと思った。
2016/05/21
あつべよしき
現代美術を紹介する雑誌に村上隆が好んだ作家と載っていて自画像が一枚紹介されていたが、それがとても良かったので知りたいと思い購入した本。西洋の画家としては色や面でなく線が強いのが珍しいなと思う。北斎に強い影響を受けたと言っていて納得する。技法?思想?の流れを汲んでいるが、本人の強さが出ていて一見すると全然違うものに見えるのがオモロ。ただちょい調べしたところ、日本でこの人関連の本は少ないっぽいのが悲しみ
2023/10/10
ネロ
学生時代はこういうグロテスクなものに強く惹かれていました。今見てみると、静物がすごく魅力的です。綺麗だけど、やはり狂気を孕んでいる。
2012/01/14
hrn
ヤンセンといえば柔らかで細い線のイメージだったので、初期の版画作品には驚いた。まるでアールブリュットのよう。静物画とは死の絵画だという件にははっとさせられた。ホクサイのように90まで生きて絵を描き続けるといっていたのに、最期は病に倒れ幼子のようになってしまったとは、とても悲しい。
2014/02/22
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