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有職文様図鑑 (223;223) (コロナ・ブックス 223)

有職文様図鑑 (223;223) (コロナ・ブックス 223)

有職文様図鑑 (223;223) (コロナ・ブックス 223)

作家
八條忠基
出版社
平凡社
発売日
2020-07-27
ISBN
9784582635225
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有職文様図鑑 (223;223) (コロナ・ブックス 223) / 感想・レビュー

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よこたん

“有職文様は和風でありながら、無国籍な雰囲気を持つ。それは、その多くが、ササン朝ペルシアなどの西域に生まれ、シルクロードを通って中国を経由し、日本に伝わった文様だからであろう。” 装束や道具、建物の装飾品等にもあしらわれている凝った模様。遠い昔の人々が、手描きだったり手織りだったり、手間と技術でコツコツと受け継いできたもの。あら、かわいいなんて軽く言ってたらバチがあたりそう。歴史は感じるけれど、古臭さは感じない。洗練された模様だけが残っているからなのだろう。葵、波、山吹が好み。ボンボニエールにも文様が。

2022/05/14

プル

これを読むと、源氏物語、枕草子などが、より理解できると思います。また、歌舞伎や能での衣装、身近な帯、最近は風呂敷ブームで、色々なところで目に付くようになっています。とても、参考になりました。

2021/02/19

先日見たテレビ番組でとある学者先生が「日本人はゼロから1を作るのは苦手だけど、1から2を造るのはとても上手い」と言っていた。2どころか魔改造まで行き着くとも。シルクロードを通ってやってきた大陸文化文明を、日本の四季感性で磨きをかけて残ってきた紋様達の数々は、四季や動植物達の姿に託した思いを考えてしまう。和服や帯、肌襦袢や半襟に織り込まれた地模様に、その思いを見る事が出来ることを知って欲しいと思いページを閉じた。

2022/05/20

いーたん

桐、竹、菊、松などの植物、鳳凰、鴛鴦などの動物、幾何文様など、有職故実の伝統的な文様を体系的に解説されている。カラー写真を見ているだけで、気持ちも雅になった感じ。素敵なひとときでした。

2020/08/31

高宮朱雀

軽く一読。 同じモチーフでもレイアウト次第でガラリと印象が違い、色使いや複数のモチーフの組み合わせも含め、思い思いのスタイルを楽しんでいた当時の人はとても粋だし、今で言うインフルエンサーなのかも知れない。 日本古来のモチーフに、良い意味で諸外国からの影響を受け、エキゾチックであったり、オリエンタルであったりと多様に変化するのも面白いが、純粋に良いと思うモノは認めて取り入れるという柔軟な発想や包容力は現代人には欠けている精神的なゆとりに感じられる。 個人的にはクロスステッチ化したい図案、多数です。

2021/12/23

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