スロ-・イズ・ビュ-ティフル: 遅さとしての文化
スロ-・イズ・ビュ-ティフル: 遅さとしての文化 / 感想・レビュー
Ernest
山内マリコさんが紹介していた本。目まぐるしく過ぎていく毎日に嫌気が差してきた。時短時短と叫ばれるようになったけどじゃあその節約した時間はどこに行ったのか?時間を切り詰めているのに、昔よりも忙しなく、ゆとりのない生活。昔よりも豊かでない気がするのはなぜか。頑張れ頑張れ言われることに違和感を覚えるのは、五輪に違和感を覚えるのは、すべて競争を前提にしているからで、それが優劣につながるからなんだな。そんなに豊かになって何がしたいのかな。生きてるだけでそれで良い。道草食いながら、自然と共に生きたい。
2021/05/30
ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き
買ったまま積ん読になっていた本。読後、買った当初に読んでおけばよかったと思った。社会にまだ余裕があった当時ではなく、いま読むと、説得力が少なく感じる。参考文献もよい本がたくさん上げられていて、内容もそれなりによいのだけど、どうしても上滑りの印象を拭えなかった。こういった主張は、大概は生活に余裕のある人が唱える(もちろん例外もある)主張だからかも知れない。正論ではあるので、そこを超えて訴える力がほしかった。今後は本書の再読はせず、参考文献などを頼りに色々と読み進んで考えを深めたいと思う。
2014/11/28
takao
ふむ
2024/01/14
nizimasu
スローというのは、ファーストの対義語でなく、世の中の主流に対するオルタナティブなスタイルをさしている。この本には、スローフードやスローライフという色々な解釈や活躍している人たちの紹介もある。でもこれはすべて塊としてあるのではなく、あくまで別の生き方という視点だ。その多様な森のような世界を散歩するような本で、押し付けがましく心地よい。もっと世界は単線でなく複線でいい。そう思えた
2012/08/21
岡部淳太郎
この本が出た数年後、マスコミで「スローライフ」が一種ファッション的に喧伝されたことがあったが、あれはひどかった。そういう方向でいかないと耳目をひきつけられないというのはわかるが、問題はそんなところにあるのではない。この本をじっくり読めば、問題の本質がわかるはず。
2002/09/19
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