ドグマ人類学総説: 西洋のドグマ的諸問題
ドグマ人類学総説: 西洋のドグマ的諸問題 / 感想・レビュー
またの名
勝手に自分で唱えてるドグマ人類学の看板の下に社会分析の新機軸を打ち出した、法学者の本。精神分析から学んだ近親相姦の禁止と象徴的秩序との成立を、あらゆる人間社会の根底に存在する規範秩序が発生する仕組みへと一般化。なぜ?の問いを突き詰めると必ずブチ当たる根拠の崩壊を防ぐために、ルジャンドルによれば究極的な答えとしてドグマがそれぞれの社会によって打ち建てられ、自身が揺らぐことは認めないそのドグマを土台にしてそれに応じた儀礼を組織しイメージを語り解釈を行う権力が繁茂していく。科学や思想や精神分析も例外にならない。
2023/04/21
tamioar
個人的に読むタイミングが悪かったが、繰り返し読みたい一冊。
2017/08/27
NO MORE MR.NICE GUY
重要な本。たぶん俺の法学の勉強は最終的にここに行き着く。
2014/05/10
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