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小遊星物語: 付・宇宙の輝き (平凡社ライブラリー し 5-1)

小遊星物語: 付・宇宙の輝き (平凡社ライブラリー し 5-1)

小遊星物語: 付・宇宙の輝き (平凡社ライブラリー し 5-1)

作家
パウル・シェーアバルト
種村季弘
出版社
平凡社
発売日
1995-01-01
ISBN
9784582760804
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小遊星物語: 付・宇宙の輝き (平凡社ライブラリー し 5-1) / 感想・レビュー

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またの名

1995年1月出版という日付は、永久機関のフェティシズムとSF的神秘体験と作者の女性蔑視をナチスを出してまで批判的に読む解説の真意を推測させる(オウム絡みの事件が世間を騒がせてた真っ只中)。こんな話をしたら曰く付き激ヤバ本みたいに聞こえるけど、中身は奇想天外な宇宙メルヘン。脚の吸盤を巧みに動かしてベルトコンベアで移動し事あるごとに一気に30メートルも体を伸ばす、死期が近づくのを感じると体が透けてきて別のパラス人に毛穴から吸収してもらい生涯を終えるパラス星の住人達。面白く可愛い。だからこそ無視できない警告。

2018/07/28

lico

【メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー (SF&ファンタジー読書会)】巨大な建造物を建てたり、共通言語があったりとバベルの塔みたいな話だと思っていたらしっかり解説で指摘されていた。芸術と技術の対立があるのに、神や宗教が出てこないのは時代を反映しているのだろうか。建築反対派の涙さえ利用して塔の建築を進めていくところとかはそこはかとない狂気を感じる。この小説がユートピア的な物語になっているのは、ソ連というユートピアの現実を見ていないというのが大きいんだろうなと思う。

2015/05/03

ヴィオラ

確かに、ナチズムを連想して微妙に居心地が悪かったりするけれど(^_^;)まあ、あまり深読みしないで、地球人が一人も出てこない、異星が舞台の「建築SF」を素直に楽しめば良いのかな(^_^)

2011/05/31

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