宝石の声なる人に: プリヤンバダ・デーヴィーと岡倉覚三愛の手紙 (平凡社ライブラリー お 5-1)
宝石の声なる人に: プリヤンバダ・デーヴィーと岡倉覚三愛の手紙 (平凡社ライブラリー お 5-1) / 感想・レビュー
らい
もう一度手に取ってみたいとずっと思っていた。前回は最後にこの二人が書簡をだしあう経緯をしり、そこで急激にそれまでの手紙が輝きを増し始めたと同時に苦しくなった。それを踏まえた上でもう一度読みたいと思っていた。ああ、なんて苦しくて切ないんだろう。プリヤンバダさん東洋的すぎるでしょ。なんでそんな忍耐強く、単調な日々に向き合っていけるんだ。悲劇をあるがままに受け止められるんだ。一言一言に深い思想と詩的な霊感が満ちていて、その哀調がたまらなく苦しくなる。また手に取ることになると思う。
2021/07/27
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