大東京繁昌記 山手篇 (平凡社ライブラリー し 12-1)
大東京繁昌記 山手篇 (平凡社ライブラリー し 12-1) / 感想・レビュー
マカロニ マカロン
個人の感想です:B+。昭和初期に有名作家たちが書いた東京山の手に関する紀行文。実際に住んでいたり、学校に通っていたりでなじみのある町についての『ぶらり途中下車の旅』的な文章が11編。執筆者も島崎藤村、高浜虚子、小山内薫など豪華。挿絵も沢山あり、関東大震災直後の様子なども詳しく書かれている。個人的になじみのある、四谷、赤坂、麹町、丸の内などの記述が、興味深かった。今から90年も前に、丸の内の丸ビルでは和装に下駄ばきながらも、今のサラリーマンたちのオフィス生活に近い労働環境が実現されていたことなど面白かった。
2014/07/23
いちはじめ
東京の町歩きエッセイ。原著は昭和3年だが、その時点で過去の江戸、東京を懐かしむ感じなのが、今読むとおかしいような切ないような。島崎藤村、高浜虚子など有名どころの執筆なのも楽しい
2004/08/07
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