漢字の世界 2 (平凡社ライブラリー)
漢字の世界 2 (平凡社ライブラリー) / 感想・レビュー
roughfractus02
初期の漢字は人間同士の伝達ツールではなかったと著者は考える。確かに人の声を表す形声文字は後から出てくる。では、巨大魚から身を守る「文身」(入墨)に発する漢字が、初期から広大な範囲に散在するのはなぜか?著者は、東アジア沿岸の人々の生活が似ていたのではないか?と想像する。自然の脅威に対する儀礼では水に関わるものが多い。巫祝階級が水を言霊で制御し、原始の法を司って民を統べる古代社会では、漢字を用いるのは一握りの階級だった。漢字を一つずつ数珠状に読み解き連鎖させる本書を読むと、そんな俯瞰的ビジョンが浮かび上がる。
2020/12/23
GEO(ジオ)
ちょっと難しい内容
2014/03/30
斑入り山吹
何とか読み通した。難しかったが、またトライするぞ!こんどは落合淳思「甲骨文字の読み方」をとなりに置いて。
2009/03/06
感想・レビューをもっと見る