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ザッヘル=マゾッホの世界 (平凡社ライブラリー た 16-1)

ザッヘル=マゾッホの世界 (平凡社ライブラリー た 16-1)

ザッヘル=マゾッホの世界 (平凡社ライブラリー た 16-1)

作家
種村季弘
出版社
平凡社
発売日
2004-11-01
ISBN
9784582765182
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ザッヘル=マゾッホの世界 (平凡社ライブラリー た 16-1) / 感想・レビュー

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amanon

嗜虐的な立場にいる方が、実は精神的には優位に立っている…よく言われていることはあるが、それが現実に生きた人間の生涯からその事実が克明に判明されていく様を目の当たりにすると、さすがに重みが違う。また、西欧と東欧との男女観の違いも興味深かった。このあたり東欧の文化に造詣が深い佐藤優氏の意見を聞きたいものだが。それからマゾッホ、ワンダの二人を巡る幾多のスキャンダラスなエピソードは、ほぼ同時時代を生きたバルザックの作品を思わせた。そして、そうした幾多の困難を経たマゾッホの晩年の記述が希薄だったのが個人的に残念。

2012/04/21

miracolo

「マゾヒストの世界体験とは言語体験としての世界体験」 言語を使っての相手への教育、自分がそういう風に扱われる様に仕向けている…なるほど。

2015/03/27

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