中・高校生のための狂言入門 (平凡社ライブラリー)
中・高校生のための狂言入門 (平凡社ライブラリー) / 感想・レビュー
はなうさぎ
狂言の本を一冊だけ選べと言われたら、私はこれ。
yoshi41101
知人の狂言舞台を見て入門書を読んでみた。理論的に奥深いようだが、そこまで察すること出来るようになるには想像力が不可欠な様子。P55の「三間四方を歩く」心持は、ただその「距離」を歩くのではなく、三間に閉じ込められた無限の空間を「丁寧にひたすら歩いているうちに漸く到達する」という感覚に興味を覚える。過程を大切にする気持ちは、マラソンで後何キロと距離ばかり考えていると辛いが、足の運びや息遣いをまわりの環境に合わせてひたすら最適化して距離の圧迫を忘れて走っていけた時の心境と共通点を感じた。狂言観に行こう。
2010/02/13
Funky-TakaOyaji
中・高校生のためのとあるが、中身は割と高度で能楽についてのある程度の知識は必要である。東次郎師の解説はわかりやすく且つ理論的であり狂言ファン、能楽ファンの興味を十分に満足させる一冊であると思う。
2019/05/21
shunkichi
M図書館。有名どころのあらすじやポイント、舞台、衣装の話ものっていて、狂言が見たくなる。実際に見た後、また読むとよさそうな本。
2013/05/04
T坊主
今年6月から狂言を鑑賞しています。まったく知識が無いので読んで見ました。能も一緒に鑑賞し始めましたが、今は狂言の方が面白いなと思っています。大いに参考になりました。曲が沢山あることも知りました。三番叟もみたくなりました。狂言は心理劇だと、又奥が深いようです。ぼんくらの私にはどこまで深化できるか????
2012/09/13
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