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坐禅は心の安楽死 ぼくの坐禅修行記 (平凡社ライブラリー)

坐禅は心の安楽死 ぼくの坐禅修行記 (平凡社ライブラリー)

坐禅は心の安楽死 ぼくの坐禅修行記 (平凡社ライブラリー)

作家
横尾忠則
出版社
平凡社
発売日
2012-01-12
ISBN
9784582767520
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坐禅は心の安楽死 ぼくの坐禅修行記 (平凡社ライブラリー) / 感想・レビュー

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SOHSA

《図書館本》タイトルに惹かれ手にとった一冊。あの横尾忠則が禅に傾倒していたとは知らなかった。作者の実体験を綴った坐禅修行記は単純に読み物として面白い。なかなか一般人には馴染みの薄い参禅体験は、そうであるからこそ、読み手の目を惹くことばかり。むしろそれだけで良かった感も。終盤の輪廻転生や心の安楽死は、作者独自の宗教観ではあるけれど、敢えてそこは語らずにいて欲しかった。ともあれ坐禅はやはり深い。老師の言葉は容易には体現できない。そう言えば40年程前に訪れた鹿野山禅林の坐禅体験をふと思い出した。

2021/09/16

黒猫

なんと40年前に書かれた本。坐禅を組むために各地のお寺を巡り、老師と対談する。正直に自分の考えをぶつけて、悟るとは何か?無とは何か?仏教とは何か?何のために座るか?これらのことを実際にお寺に参禅しながら体験していく。その意味では宗教書というより、体験談として面白い。今でこそ禅はブームだが40年前にどれだけの人がやっていたのか?著者は永平寺の厳しさに辟易した模様(笑)その辺りも素直に書いてあり面白い。

2018/10/07

どらがあんこ

修行記というタイトルであるが著者が本書のあとがきで述べているように禅寺に遊びに行っているようで楽しそうである。生まれながらにして悟っているという言葉が出てくるが、座禅という行為はその状態から階段を下ろすように自分という存在を見つめ直す行いなのだろうか。言葉や思想を忌避するわけではなく、悟りの状態から再構成するのである。座禅というと静かなイメージがあるが実はそのような動きを生み出すための一行程なのかもしれない。

2021/03/10

geromichi

夜な夜なこの本を読みながら瞑想したものです。秋の夜長にどうぞ。

2019/02/05

さっちも

芸術家だから感覚的に禅を捉えるのかなぁと思ったが、すごい合理な人。文章も明晰で読みやすいし分かったふりしないから共感できる。座禅をはじめたら陥るあるあるや、面白さに共感しっぱなしだった。禅をしたい、しているのだが、本で語られるあまりにも遠くの景色に気後れしたり、感情移入できない人。読んで見る価値あると思います。禅に全く知識のない人は分かりにくいかも。

2016/09/24

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