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私の浅草 (平凡社ライブラリー)

私の浅草 (平凡社ライブラリー)

私の浅草 (平凡社ライブラリー)

作家
沢村貞子
出版社
平凡社
発売日
2016-06-10
ISBN
9784582768411
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私の浅草 (平凡社ライブラリー) / 感想・レビュー

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まさ☆( ^ω^ )♬

ずっと読みたいと思っていたエッセイ。小説を読むのに疲れた時、合間合間で読むにはエッセイが良い。永らく積読としていた本書をようやく読んだ。大正から昭和初期にかけての、著者が幼少の頃の想い出が綴られている。当時の東京下町の様子がリアルに感じられ、歴史的な価値もあるのではないかと感じた。楽しく読めるエッセイでした。

2024/02/25

こまち

女優の沢村貞子さんが、子どもの頃から22歳ごろまで暮らした浅草。粋でカッコイイ浅草っ子の姿がよいです。子供の目から見た昭和の昔の大人のやりとりが、面白い。裕福ではないけど、暮らしを楽しむ術を身につけていた老若男女に拍手!

2017/12/22

めいめい

面白かった

2024/06/26

ぷひぷひぷー

なつかしい言葉、風習、散りばめられていた。情に厚い人たち、今では見なくなってしまったご近所付き合い、お互いさま、助けあう連帯感。貧しいけど心に豊かさがあったんだなとしみじみ。ありがたこともある反面、迷惑なこともたくさんあっただろう。迷惑が先にきてご近所付き合いが少なくなった現代とどちらが幸せなのだろうか。また、仁王の松つぁんや萬盛庵のおとめさんなど、この本に出てくる人たちはみな「今」を精いっぱい生きていた。そんな人たちの人間くささや人生が心に響いた。何年後かにまたきっと読みたくなるに違いない。

2021/06/07

ん〜ひげ剃ってるよ

実際に浅草へ行く途中と帰り道,電車の中で再読完了。筆者が生活していた頃の浅草には,まだ江戸の名残りがあったのだと思う。明治に生まれた近代日本ではなく,良くも悪くもありのままの江戸文化。たとえば,女性が矜恃を持って家の衣食住を守る様子が描かれている。普段着としての和服が廃れてしまったように,江戸的な女性の生き方も過去のものであり,取り戻されるべきものでもない。芝居と祭りの中の江戸情緒は,やはり表面的なものであって,不便な生活を生きようとする知恵の中に庶民の文化の本質があるのだろう。

2021/03/16

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