魔法: その歴史と正体 (912;912) (平凡社ライブラリー せ 5-1)
魔法: その歴史と正体 (912;912) (平凡社ライブラリー せ 5-1) / 感想・レビュー
k
やっと読了。内容が広過ぎて、分からんことの方が多い。
2024/02/25
6ちゃん
中高生の本棚にそっと置いておきたい書の一つ。西洋風ファンタジー物に使われる要素の源流に触れる事ができる。西洋の精神史の理解にも役立ち、キリスト教という公の精神文化の裏に原始的な欲望の発露と自然の真摯な探求が常に存在し、それが魔術的行為として形成されたことが窺える。科学の発展により自然の暗闇部分は大分薄くなったように見えるが、明らかとなった自然の複雑さ故に逆に未来への不安の影は濃くなったように思え、その代替としての魔術的行為は当分続くように思える。それが自然あっての人間、という感謝の範囲ならよいですけどね。
2021/09/08
∃.狂茶党
魔術について、インドや、東アジアなどを除外し、主にローマ帝国近辺のあれこれを綴った本。ちょっと駆け足ですが、それでも600ページほどありますので、致し方ない。 オカルト関係に興味がある人はとても楽しいとおもいます。
2021/04/23
さく
西洋魔術の歴史、悪魔崇拝、魔女・魔術師たち、タロット、人相学、著名な人物まで、いわゆる「オカルト」ならこれ一冊あれば理解が深まる。魔法使いになりたい人だけでなく、澁澤龍彦やその他幻想文学を深く知るのにもぴったり。
2021/03/11
九杯目
魔法という神秘的な言葉。メソポタミアの時代から魔法を信じる人々はいたということが記されているのが興味深い。ゾロアスター教に触れていたり、魔術から縁遠いと思っていたギリシア哲学のプラトンの世界が魔術的だといっていたり、非常に面白い。錬金術にも触れている! 人相術やタロット、占星術も魔法というかオカルトだなあ…と気づくなど。西洋にも手相術があったのね… これだけ魔法・魔術的なものを詳細に記していれば刊行当時読者を聳動せしめるのもしょうがなかろう。
2023/03/13
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