詩経国風 (東洋文庫 518)
詩経国風 (東洋文庫 518) / 感想・レビュー
ヴィクトリー
中国最古の詩篇を、著者の民俗学的視点で解釈した訳注書。儒教の経典とされた為、古くは経学的な解釈が行なわれていて、歌垣で歌われる様な女が男を誘う詩はふさわしくないと考えられ、当時の政治を風刺したものとかに苦しいながらも解釈されたそうだ。特に国風は民謡なので、そんな解釈はそぐわないはず。この本の解釈で、今と同じような人々の心情が生き生きと感じられる、かな?何分詩心が無いもので、どれくらい理解出来たのかは疑問だが。「雅」「頌」を読むのはだいぶ先かな…。
2012/07/15
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