KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

精神病棟

精神病棟

精神病棟

作家
スティーブン・S. シーガー
Stephen S. Seager
相原真理子
出版社
平凡社
発売日
1992-11-01
ISBN
9784582823967
amazonで購入する

精神病棟 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

non

 17-287:936。’92刊。スラム街の精神病院でインターンとして過ごす医師の1年であり、精神科医が誕生するまでの1年。精神病とその患者、自分自身に直面する日々。「何かを求めることと強制的にそれにかりたてられることとは違う・カウンセラーはアドバイスを与えるーー精神療法は感情を解き放ち洞察力を与え、成長を促すことがその目標・患者はこの中に生きている。混乱に満ちたおかしな感情の世界に・精神病患者はみな正気の核とでもいうべきものを持っているーー障害を取り除く」映画というのは違ったか?

2017/12/22

かわけい

人口の1%が精神分裂病になるというデータがある。分裂病とは脳の生化学的疾患だ。ドーパミンのネットワークに不具合が生じることが原因となる。そして、その症状は患者の数だけあるといってもいいくらい多種多様である。その治療は薬物療法と精神療法によることが多いが。全治することはまれである。精神医療で重要なことは共感であるといわれている。共感とは同情ではなく、心からその人を思いやり同じように感じること、その人の悩みを自分の悩みとして考えることができること。それができるようになるためには、何年もの修行が必要である。

2016/07/14

感想・レビューをもっと見る