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千夜千冊 番外録 3・11を読む

千夜千冊 番外録 3・11を読む

千夜千冊 番外録 3・11を読む

作家
松岡正剛
出版社
平凡社
発売日
2012-07-13
ISBN
9784582824629
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千夜千冊 番外録 3・11を読む / 感想・レビュー

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KAZOO

松岡さんの千夜千冊はそのうち図書館で借りようと思っているのですが、これは番外編で3.11に関する書物を集めています。必ずしも直接に関係あるものばかりではなく、原子炉や政治、あるいは被災の思想などかなり多岐にわたっています。この人の書評というか評論とでもいうのでしょうか、よく原著を読みこんでいると思います。ホームページも時たま見るのですが、すごいの一言しか出ません。真似は出来そうもないな!

2014/08/28

おおにし

いつものことながら松岡正剛さんのブックガイドに登場する本の多さに圧倒される。3.11について自分なりに考えてきたつもりの私だが、ここに引用される本の1割も読んでいない状況に恥ずかしくなった。特に日本の歴史において東北とは一体どんな存在であったのかを知ることが、3.11の意味を考える時に重要なことであると感じた。第5章「陸奥と東北を念う」で紹介されている本をこれから読んでいきたい。

2013/04/28

壱萬参仟縁

創造の創にはきずの意味がある(12ページ)。30ページによると、プラザ合意の頃から日本の病が発病したということである。イケイケドンドンのバブルはその数年後であったし、それがまた第二次安倍内閣で期待する株主、投資家がいる。下々は一切関係ないどころか、むしろ経済負担が増えると報道されている。中曽根康弘は1953年にアメリカでキッシンジャーに師事し、そこで原発の洗脳を受けたようだが、ご自身はご長寿であるが(115ページ)、原発の責任をとってから・・・と思える。「もう騙されるな、日本」(222ページ)人。沁みる。

2013/01/07

なおこっか

2011年3月11日以降の約一年間、正剛先生が震災、原発、東北について千夜千冊した本をまとめたもの。当時のリアルタイムな日記要素もあるので、関東で揺れを経験した私程度でも辛い思いが蘇る部分もある。しかし凄まじい勢いで関連書籍を吸収してゆく正剛先生の思考過程が垣間見えるというメリットもある。読む本を精査するのではなく、まずとにかく広く情報を集めること、あの時はそうせざるを得なかったことがわかる。改めて、今も欠けている認識を補うには何冊か読むべき掲載本があるだろう。陸奥と東北を念う章が添えられていて有り難い。

2021/03/16

くらーく

既に9年か。本書を読んで松岡氏の当時の行動のあわただしさ、不安さが良く分かりますわ。自分も日記を読み直してみると、結果的には良い選択と行動だったな、と思います。 3月中は、会社に行っても、全てのスケジュールがキャンセルされ、ずーっとYahooニュースや官邸や経産省のHPを眺めて、夕方になれば帰宅するという生活でしたなあ。ひたすら節制していたので、暖房も無くて寒い思いをしていました。被害者の事を思えば、これ位などと。でも、出張で新幹線に乗った時、暖房ってありがたいなあ、とつくづく感じたものでした。昔話です。

2020/03/28

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