書かれる手
書かれる手 / 感想・レビュー
鞆弥
芥川賞を受賞した頃、読んだ際には大振りなところが印象に残っていたが、が再読したら異なっていた。作家研究や評論を分解し、再構築して分析している評論(メタ評論?)が光っている。後半の作家研究やエッセーよりも・・・。全体に作品に対する視座が若々しくていいなぁ。天才型の堀江氏には及ばないが、幅広い観察力と深い洞察力を身に付けた読者になりたいと切に願う。
2012/06/17
まおまお
二十代に書かれたものであるから尚更凄い。元の作品を読んでから再び確認してみようかと思う。この本に出会えて良かったです。ありがとうございました。
2016/01/20
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