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趣味は読書。

趣味は読書。

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作家
斎藤美奈子
出版社
平凡社
発売日
2003-01-01
ISBN
9784582831429
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趣味は読書。 / 感想・レビュー

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白玉あずき

自虐的に笑える序文が一番面白い。あとはねぇ・・・・ 読者それぞれのお楽しみなんだから、斎藤姐御の毒舌もまた一つのご意見という事で。自分は「邪悪な読者」で鼻持ちならない「読書原理主義者」だとの自覚はあったが、まだまだかわいい部類でした。「倚りかからず」で受けた感動を、年寄りの居直った自己肯定だと喝破されたのが痛かったかなあ。

2021/02/23

SOHSA

久々にコメントのしづらい本に出会った。ベストセラー本に対する批評本だが、著者が何を伝えたいのかが今一つピンとこないのだ。それはおそらく著者のスタンスをうまく理解できないからなのかもしれない。本書で取り上げられた本とそれに対する批評は40超にのぼるが、どれをとってもすんなりとは腑に落ちない。批評の難しさを改めて知った思いだ。

2013/09/29

やな

この著者、オレ史上最高の書評家だと思っている。だって、どれ読んでも面白いんだから。本書は初版が2003年なので書評されている本はもちろん古い。マジメ系でいえば、五木寛之「大河の一滴」。おふざけ系では叶恭子「蜜の味」。ミステリ界からは宮部みゆきの「模倣犯」!直木賞からは浅田次郎「鉄道員」!!などなど当時の話題作ばかり。俺、この本に出てくる本、ほとんど読んでいるぞ。肝心の書評は毒舌にして的確。読んでて「そうそう」と納得、感心する事しきり。しかも毒舌がエンタメまで昇華されており爆笑できる。最高の書評家さん。

2021/04/05

いちろく

1999年から2002年までのベストセラー本を辛口評価で切り捨てている書評本。特に印象に残ったのは、24ページまでの出版業界の傾向と読書家の傾向分析。書籍の売れる傾向は、この本が出版されてから10年以上経過した今でも悪い方向で変わっていない、と本好きの1人として思う。書評に関しては、「買ってはいけない」、「空想科学読本」、「チーズはどこへ消えた?」等、懐かしいと思う本も多々。ところで、動物占いは今の若い人達に通用するのだろうか?ベストセラー本は一時的に流行したブームの様に思えてしまう時もある。

2016/07/03

MINA

底意地が悪いと言わずにはいられない一冊。著者のことを全く知らず、本に関するエッセイにしては毒舌なんてもんじゃなく徹底的に斬って斬って、もはや斬り捨てる勢いで驚く。なるほど、文芸評論家なのか。漫画でも小説でも解説本ってのがどうも好きじゃなくて敬遠してたので新鮮ではあった。私が結構好きな本も数冊とにかくこきおろしてるので眉を少々ひそめたりはしたが、あながち的外れでもない?とも。如何に物語を額面通りに読んでたか、とも気付かされる。タレント本など好きではないので同感・共感して小気味良くなったりした痛快さもあった。

2016/03/24

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