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時代劇ここにあり

時代劇ここにあり

時代劇ここにあり

作家
川本三郎
出版社
平凡社
発売日
2005-10-01
ISBN
9784582832693
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時代劇ここにあり / 感想・レビュー

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ぶんぶん

これは良い本です。 というより、チャンバラ好きは全て知っていて当然の本です。この本知らず「股旅」なんざ言って欲しくないです。この本に出てくる名作は一度は観なければなりません。ポスターあり、スチールあり、とどめることが有りません。川本氏の哀惜、限りない叫びが感じます。一瞬のうちにあの時代に帰ります。久々に「血槍富士」でも観ましょうか♪

2014/02/20

さらば火野正平・寺

読みながら、見たい映画がどんどん増えた。時代劇の粗筋とトリビアだが、下手な時代小説短篇集よりよほど面白い。

2011/10/04

Zen-zen

評論家の川本三郎氏が時代劇への偏愛を綴った本。例によって反権力的で孤独なセンチメンタリストが主人公の作品を好む氏の選択は、楽しくもあり鼻白む感もあり。例えば、氏はマキノ雅弘の“次郎長三国志”シリーズを「組織の映画」として嫌うけど、ぼくはあれは「血のつながりはないけど家族になった男たちの映画」だと思う。ぼくが超大好きな『大殺陣・雄呂血』が入ってたのは嬉しかったが、丸根賛太郎作品が一本もないのは不満。丸根の『春秋一刀流』などは川本さん好みの映画だと思うのだけど。

2014/02/28

harvest moon

昨年末から時代小説の面白さに目覚め、時代劇のヴィデオ 鑑賞用に購読。 見た映画は10本足らずであったが、これからの楽しみに。 ポスターは勿論だが、スチールも迫力満点。 川本氏の労作である。

2015/05/31

Gen Kato

再読。川本三郎氏による時代劇評論。さすがのセレクトと濃い解読を堪能。「股旅もの」が好きだという理由に触れて「国家のためではない。組織やお家のためでもない。そうした大義名分のためではなく、市井のたった一人の不幸な女のために命懸けで闘う。股旅ものが描いてきたのは実はこの献身である」と書くとき、川本氏の作家・評論家としての姿勢もそこにあるのではないかと思った。名著。ちなみに装幀・帯も素晴らしい。

2014/08/01

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