世界は単純なものに違いない
世界は単純なものに違いない / 感想・レビュー
あっこ
『私は要するに悩むのが好きなのだ』うんうん。とうなづきました。答えがないということも、ひとつの答え。人生こんなもんだ、と落胆ではなく、笑顔になれるような感じ。
2014/04/08
波多野七月
スクリーンに、まず赤い光を映す。それから青い光、黄色い光。「―さて、この光を合わせたら、何色の光ができるでしょうか?」これは、収録された『白い世紀末』に登場する著者の小学生時代の思い出のひとつだ。このエピソードから、やがて二十一世紀についての話へ、やがて9・11への出来事へと広がっていく。そこで著者はこう語る。「世紀末に、すべてのものをたくわえたのだと思うことはできまいか。そして二十一世紀、それらが花開くのだと」この文章に心が震えた。このエッセイに出会えた事そのものが、何かの〈希望〉なのかもしれない。
2013/08/24
るう
かわいい表紙につられて何となく手にとり読んでみたけれど、文章が読みやすかった。小説も読んでみようかな。
2014/01/29
よしぽん
著書とほぼ同年代なので、共通する多くの文化体験に感慨を同じくしたり。人って時代にも育てられてるものだなぁ。
2012/05/21
ころぴ
何の変哲もないエッセイ。 だけど、読み終わるのが勿体無くなる。 変哲のない日常の変哲のないエッセイ。 だけど、読みかえすと何故か落ち着く。 そんな魔法の本なんです。
2007/03/12
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