夢は書物にあり
夢は書物にあり / 感想・レビュー
ごはん
古書店主であり、直木賞作家。書名に魅かれて購入してみたら、確かに「夢は書物にあり」だった。「読書の作法」、「源氏を読んでみる」、「人は書物にあり」の三部構成のエッセイ。本好きが読んだらわくわくしそうな内容で、楽しい読書の指南書のような趣。かつての文豪たちがどのように書物に触れてきたか、それを知ったら、そのひとつひとつを読みたくなってしまうではないですか。本の山に埋もれて暮らすことに喜びを感じながら活字を貪り、そしてますます本が読みたくなる。休日になったら古書店巡りをして、素敵な出会いができることを願う。
2009/07/19
ピカ
途中から拾い読みになったけど、初めあたりは好き。森林浴ならぬ「図書館浴」という言葉に確かにな〜と共感。それから図書館で待ち合わせていたカップルが、本のタイトルを指さして意思疎通していた、という話も。源氏物語に関する章も興味深かった。あとは、良い翻訳についてのとこも。
2015/04/11
KAZOO
様々な雑誌やミニコミ誌に書かれた書物に関する随筆集です。いつもながら様々な本を読んでおられると感心するのですが、読者をさらにその本の世界へと興味を持たせてくれる書きざまを少しは見習いたいと感じています。
2013/11/14
nekosuke
表紙にある"本を読むと、いいことがありますか?"の問いかけに、自身としてはこの本を読んでいいことがありました!、と素直に言うことができる内容の本でした。そして、出久根氏の他の本をぜひとも読みたい、と心底思います。"本の数だけ学校があり、教師がいる"という言葉が、とても大好きです。
2013/08/10
踊る猫
☆☆☆ まず表紙に惹かれます。読んでごらんと言われたら、読んでみないわけにはいきません。本と読書への愛あふれるエッセイを読み進むうちに、好きなだけ本に触れられるって幸せだなぁと心がほっこりします。
2009/07/26
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