今、ここに生きる仏教
今、ここに生きる仏教 / 感想・レビュー
mittsko
本願寺派門主・大谷光真師と仏教に造詣の深い人類学者・上田紀行氏との対談。『宗教と現代がわかる本2009』での対談の増補版(二度の対談が追加され分量は四倍近くに)。日本仏教の苦境とそれを乗り越えようとする努力の現場を紹介した上田先生の著作が出たおり、大谷師が読み感銘をうけた… というのが機縁となって実現した対談。日本仏教のポテンシャルへの冷徹だが確固としたコミットメントがお二人をつなぐ。「現場現場で生きる日本仏教」を知るのに最適の一冊じゃないでしょうか。活字も大きく、余白もたっぷりで、読みやすいし!
2019/01/31
夢民
坊さんは「出家」する存在のはずなのに「縛家」されているんだなぁ。
2011/09/25
あべちゃん
「がんばれ仏教」などでおなじみの上田紀行先生と浄土真宗本願寺派ご門主との対談集。 上田先生がなかなか攻めた発言をされていて、非常に参考になります。ご門主も結構踏み込んだことをおっしゃっていて、これまでの著作とはまたひと味違った味わいを醸し出しており、これから僧侶として生きる自分にとっては読んでよかった、と心から思える本でした。
2013/03/14
nizimasu
真宗の本願寺派のトップと宗教学者の対談集。対談の人がベストセラーの「愚の力」の著者と知り納得。特に、現在の僧侶に対する厳しい言葉がつづくが、そこには宗教界も「原点回帰」が求められている危機感をひしひしと感じるばかりだ
2011/10/15
たっちゃん
人生に迷った女子大生が、真夜中行き場が無くて門を叩いたのがお寺ではなくて教会。今の日本の仏教の現状を表している逸話。セーフティネットとしての縁の網は何処に?
2011/02/28
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