演歌よ今夜も有難うー知られざるインディーズ演歌の世界
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演歌よ今夜も有難うー知られざるインディーズ演歌の世界 / 感想・レビュー
おいしゃん
20代ながら演歌は大好きである。そして10代の頃は、カラオケではほとんど演歌を唄い、山本譲二・石原詢子といった大御所から、最近売れ始めてきた三山ひろし・山口ひろみなどの追っかけをしたこともある。だから、演歌歌手がヒットするまでどれだけ地を這いずり、一枚一枚手売りしてきたか、よくわかる。本書はテレビすら出たこともないような、無名歌手たちの生きざまを紹介しているが、彼らはみな呆れるほどポジティブで、歌好きなのがよく伝わってくる。地味な演歌界をこう取り上げてくれて、こちらこそ「有難う」と言いたい。
2015/08/19
ふろんた2.0
インディーズ演歌歌手へのインタービュー。もっとディープで怪しげな世界かと思っていたけど、彼らの生きざまそのものが演歌だった。歌手もいれば、さらにはインディーズ歌手のため曲を書く人もおり、奥が深い。
2016/03/18
DEE
飲屋街を歩いていると聞いたこともないような演歌歌手のポスターに出会うことがある。 そのポスターの裏には人生があるということを、この本を読んで知った。 演歌は上が詰まってるし、売れるまでにお金もかかるし、今の世の中には浸透しないことからヒットするのは相当な困難。 でも演歌を歌い続ける彼らには歌い続ける意味がある。 スゴい世界を垣間見ちゃったかな。
2017/05/07
ozawa
僕らの家のすぐそば、近所に、まさかこんなに豊饒な世界が広がっていたとは。メディアや大資本に取り上げられなければ「文化」として認識すらしない、自分を猛省。世界はこんなにも自由だ。
2021/09/22
katta
若いバンドの「インディーズ」はちょっとカッコいい。これからメジャーに向けて希望があるような気がする。しかし演歌ではどうにも「ドサまわり」感が強く漂う。しかし、地元で人気の歌手の実力を侮ってはいけない。AKB48だって地元に根付くアイドルだったではないか。それが30年も経てば一緒だ。迫力ある歌声が聞こえてきそうだ。
2011/07/26
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