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フィンガーボウルの話のつづき

フィンガーボウルの話のつづき

フィンガーボウルの話のつづき

作家
吉田篤弘
出版社
平凡社
発売日
2019-05-27
ISBN
9784582836004
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フィンガーボウルの話のつづき / 感想・レビュー

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南雲吾朗

いつも読んだ後、心が緩くなる。日常生活のストレスなどで凝り固まっていた心がほんわりと緩くなる。吉田さんの小説はそういうモノばかりだ。私の場合、心が疲れた時に吉田篤弘氏の小説を読む傾向があるようだ。どんな薬よりも確実に効く。この前、本棚を整理していたら、かなりの数の吉田さんの小説が出てきた。あぁ、こんなに心が疲れる事があったんだなっと改めて思った。

2023/06/21

あじ

読んだことのないデビュー作なのに、とっても懐かしい。レインコート、食堂、レコード…吉田くんの愛蔵品を見つけてはポケットに詰め込んで。甘露のような物語をひーふーみー舌で転がす。◆デビュー作の復刊

2019/06/25

ひろ

吉田篤弘さんのデビュー作。絶版となっている単行本、文庫本を経ての再々読。読むたびに静かであたたかい空気が流れ込んでくる。古いフィルムを回しているように、映像が頭に浮かんでくる短編たち。乾いた異国情緒が漂っている。本作以降の吉田篤弘作品につながるテーマが散りばめられていて、それらを見つけ出すのも楽しい。オマケの冊子では、作中のフィンガーボウルの話のつづきが綴られていて、嬉しいような少し寂しいような。あとがきにあった増補版を待ち続けようと思う。

2020/07/04

ルシ猫

読みたかった吉田さんのデビュー連作短編集の復刊。 物語のキーとなる<ホワイト・アルバム>と共に、ゆるり漂う優しい空気感。 想像し、思い返し、心に自然に落とし込まれるまでの時差まで心地よくて。 またいつかきっと読みたくなる一冊。

2024/05/10

こむこむ

再読?デビュー作の復刊版。文庫版にさらに裏話みたいな話が追加。不思議でよくわからない話もあるけど、読んでいて心地良い。

2020/06/02

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