細野晴臣 とまっていた時計がまたうごきはじめた
細野晴臣 とまっていた時計がまたうごきはじめた / 感想・レビュー
林 一歩
好々爺と化した細野さんですが、70過ぎないと過去の確執は融けないものなのかと、ティンパンをバックに大瀧氏のソロを制作するという叶わなくなった構想に少し涙が出た。二枚組でも三枚組でも良いから、細野さんの歌声が聴きたい。
2015/06/07
ぜんこう
ゆる~い2人の対談の中に、いい音楽を残したいという細野さんの想いが伝わってくる。音楽のこと、東日本大震災・原発事故以降のこと、細野さんの考え方がじわ~っとわかったような気がする。細野さんがお笑いの さまぁ~ず好きとは驚いた(笑) でも、音楽界にとっても大事な人がどんどん他界してしまったなぁ。
2016/01/02
ばんだねいっぺい
大瀧さん、なくなってしまったんだよなと思い返すことになった。
2015/11/10
nizimasu
震災以降のインタビューをまとめたもので、定点観測をしている盟友(後輩)の鈴木さんが聞き手だから実にリラックスした雰囲気で終始読めます。でも考えれば、震災があり、大瀧詠一さん他にも近しい方が亡くなりつつも、細野さんの音楽への探究は飽きることなく(映画もあいかわらず詳しい)続く。隠居や老年学みたいなものに興味は尽きないけれど、淡々とこなす境地は、音楽家としての理想でもあり、老境としての一つのありようだなと痛感した。アートスピリッツと隠居がクロスオーバーする細野さんにリスペクトが止まらないのもそんな理由からかな
2014/12/10
海恵 ふきる
細野さんに密着した映画『NO SMOKING』を観た後に見つけ購入した。3.11の震災直後から3年間にわたって記録された細野さんと鈴木惣一朗さんによる対談集。好きな作品をつくるひとが、どのようなことばの使い方をしてものを言うのか興味があるぼくのような人間にとっては、こうした本はとてもありがたい。もっと細野さんを好きになれる。細野さんは自分の思ったことをそのまま言う。音楽を愛し、コーラを炭酸で割って飲む。粋で洒脱で自然体だ。こうありたいけど、まあ細野さんしかできないから細野さんは細野さんなのでしょうなあ。
2020/03/04
感想・レビューをもっと見る