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結婚の奴

結婚の奴

結婚の奴

作家
能町みね子
出版社
平凡社
発売日
2019-12-23
ISBN
9784582838213
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結婚の奴 / 感想・レビュー

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ネギっ子gen

ゲイの男性と「結婚」と称し同居を始めた経緯を綴った私小説(らしい)。「ウェブ平凡」連載「結婚の追求と私的追究」の単行本化。題名がいいね。各章のタイトルと同じく7文字なのも。でも、それがそのぅー(と思わず書き淀むが)、冒頭から以下の記述がね。<夫(仮)の持ち家についに引っ越した日の夜中、私は水状のウンコを洩らした>。新婚の、同居初日にこの事態。それをまた直截に書くわけで。ま、およそ結婚てぇ奴は、こんなもん、との暗示かしらん。【人生を変えるような恋愛だの結婚だのは無理だが、ひとりは嫌だ】と思うのも、だよね。⇒

2021/09/16

こばまり

実際にクスクス笑いもし、パートナー氏の存在に救われる思いもするけど、一冊丸ごと「生きづらさ」についての本だった。雨宮まみ氏追悼も加寿子荘のその後も実に読ませた。文字通り取っ付いて読んでいてバス停1つ乗り過ごした。

2020/08/11

とよぽん

能町みね子さんの著書は、かなり以前に「加寿子荘」で暮らしていた頃のものを読んだ。それからラジオ番組でユニークな人だと感じつつ。今回、新刊が話題になっていたので読んでみた。後半ぐらいで、結婚の「奴」という感情が分かり始めた。恋愛や結婚、家族というものに縛られて生き辛い思いをしている人が結構いるのだと思う。能町さんは大学生の頃から色々なアプローチを試みて、その結果今のかなり満足できる状態にたどり着いたのだ。自分の内面を言語化する筆力はさすが!

2020/08/12

おかこ

○ 色んな結婚の形があるけど、「ただいま~」と「お帰り~」が言える相手がいることは幸せだなと思いました。

2020/02/08

mincharos

男性⇒女性になった能町みね子×ゲイでデブ専でフケ専のサムソン高橋の結婚生活。とは言え、能町さん側から語られるエッセイの形なので、サムソンさんが実際のところどう思っているかは謎。一人暮らしの気楽さも十分経験した上で、結婚したい(誰かと生活したい)と思った私には共感するところ多し。私は普通の結婚をして子供も儲けたけれど、現状は旦那と性的関係なし!なので、能町さん夫婦と同じだよー!と思う。こんな風に色んな形の結婚があっていいよね。雨宮まみ「東京を生きる」も読んだことあるので、その辺りも色々と考え込んでしまった。

2021/03/18

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