新書743北斎漫画 (平凡社新書 743)
新書743北斎漫画 (平凡社新書 743) / 感想・レビュー
榊原 香織
映画Hokusai始まりましたね。 絵のうまさと、今見ても笑える感覚が、さすが天才。 スズメ踊り、の一連の動きはそのままアニメにできるそうです。 北斎漫画、はスケッチという意味で、今の意味での漫画、という使われ方は明治23年、福沢諭吉の妻の姉の息子、が使ったのが最初。 漫画史の一環として紹介した本。再読。
2021/05/28
nizimasu
マンガの源流として約4000点あまりの北斎漫画を読み解くという意欲作。新書ながら図版が多くて、その解説も丁寧だから、北斎の見た江戸の風俗だったり、当時から人気の物語の登場人物もわかったりして、ユーモアと日常の中におかし身を見つけるスタンスは、今の日本にもっと必要だなと思う。どうもこの前のボストン美術館の展覧会でも感じたが、絵の触れ幅とその確立した世界の中に没入すると、とても心地よいのは人間の業とそれをモノともしない自然が同居しているからかもしれない。虚像と日常。自然と個人。何ともおかしみ深い
2014/11/02
S_Tomo🇺🇦🇯🇵
江戸時代に花咲く大衆芸術である浮世絵の代表的作家の一人、北斎の「北斎漫画」を今の「漫画」につながるという視点から見直した一冊。数々の「絵」を引用し解説をつけており、具体的に分かりやすい内容になっていて、著者の主張にも頷ける。
2014/08/28
getsuki
北斎漫画初編刊行200年記念、と帯にあり。北斎漫画の一部と、北斎漫画に影響を受けた作品を取り上げています。
2014/07/18
shou
吹き出しやコマ表現に現代漫画に通じる技法を見出している。解説が一貫していて主張がわかりやすい。図版は多いのだけど、新書サイズではレイアウトが煩雑で、ページを前後しつつ図を探さなくてはならないのが残念。
2014/10/10
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