新書859ルネサンス再入門 (平凡社新書 859)
新書859ルネサンス再入門 (平凡社新書 859) / 感想・レビュー
nnnともろー
ルネサンスを中世と近代の断絶と見るのではなく、かといって過渡期や単純な連続でもなく、複数主義史観から読み解く。著者も述べているが、何ごとにつけ「区分・分類」したくなるのが人間の性。
2018/06/14
misui
時代区分について、ここからここまでがルネサンスであるとか、前の時代から連続しているとか過渡期であるとか様々な見方があるわけで、しかしそれらは当時の社会においても個人においても容易に割り切れるものではなく同居すらしている。そこで本書は「複数主義史観」に基づいて多様なルネサンスの文化を見る。肝心の内容はちょっと散漫だけど、便利で使いがちな時代区分や世紀の区切りについては再考を迫られるかな。
2020/01/14
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