カワセミ都市トーキョー: 「幻の鳥」はなぜ高級住宅街で暮らすのか (1049;1049) (平凡社新書 1049)
カワセミ都市トーキョー: 「幻の鳥」はなぜ高級住宅街で暮らすのか (1049;1049) (平凡社新書 1049)
- 作家
- 出版社
- 平凡社
- 発売日
- 2024-01-17
- ISBN
- 9784582860498
ジャンル
カワセミ都市トーキョー: 「幻の鳥」はなぜ高級住宅街で暮らすのか (1049;1049) (平凡社新書 1049) / 感想・レビュー
榊原 香織
都心にカワセミが帰ってきたのは1980年代。 高級住宅街に住んでるのは、湧き水があるから(昔のお屋敷町)
2024/04/25
おせきはん
私も都内でカワセミを見かけたことは何度かありますが、どのように都内で暮らしているかを知らなかったこともあり、興味深く読みました。水辺を意識して見ると、カワセミに、もっと出会えそうですね。カワセミだけでなく、人間など他の生物のためにも、昔、屋敷だったところに残っている自然を大切にしていけるとよいとも思いました。
2024/07/14
tom
東京にはカワセミが住んでいる。住んでる場所は例えば渋谷川の左右の台地、渋谷・青山・代官山・恵比寿・広尾の人気高級住宅街、白金自然教育園周辺の高級住宅街などなど。コロナが始まってから、カワセミ観察を始めて2年。発見したのがこの事実。どうしてなのかを考察した本。これらの土地は、いずれも「小流域源流の谷地形」をしている。水があり、小高く、住むのにも守るのにも適切な場所。だから、昔から権力者が住む場所になっていた。そしてカワセミが狩りをするにも適切な場所。だから、カワセミは高級住宅地に居つく。なるほど説得力あり。
2024/07/26
とりもり
基本的には著者のカワセミ観察日記。一度河川の汚染で「幻の鳥」になって、その後都心に回帰してきていることはカワセミ好きなら周知の事実。コンクリート水抜き穴を営巣に活用していることも先行研究あり(まさかのサーヤ…)。カワセミの営みはとてもカワイイけど、「高級住宅街で暮らす」はちょっと言い過ぎでは。都市型の河川をもう少し自然に近づけて、より水辺を満喫できるような都市計画を推進して、その景色にカワセミが溶け込むような未来を期待したい。廃棄された自転車にとまっているカワセミはあまり見たくないな。★★★☆☆
2024/04/23
sweet november
同じ風景を見ていても、見えているものは人それぞれ違う。 カワセミがずっと周りにいるにもかかわらず、見てない人は見てない。 人間もカワセミも人が大勢いるところが好き。そういう環境で、人間もカワセミも子育てをしている。 なんだかカワセミに親近感が湧いた。
2024/07/28
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