文学研究という不幸 (ベスト新書 264)
文学研究という不幸 (ベスト新書 264) / 感想・レビュー
harass
ようやく見つけて手に取る。大学での文学部の実情についての新書。文学史上の作家知識人から、著者の出身の東大文学部を中心に、各専攻の学者などを総ざらいする。博士号を持たない(単純に実力がない・師匠に気兼ねして取らない!)、単著や論文が皆無なのに教授になった人が多いことや、論争など実名をあげて論じる。著者自身のひがみが感じられるところがあるが、とにかく癖のある人が多く狭い学会の世界なのでいろいろ難しいのだろうなと推察できる。ゴシップ的な読み物として楽しむ。ただしマニアでないと知らない学者研究者名が多いのだが。
2015/03/15
kokada_jnet
まいどの猫猫節炸裂の本で面白いのだが。ただ、東大教授の名前を延々とあげていって、「このうち学問的実績があるのは、○○だけである」という構成になってしまう部分は、この本の趣旨からしかたないとはいえ、ちょっと退屈。知らない名前がならぶだけなんだもんなあ。まあ、それだけ東大教授でも無名の人がいかに多かったということなんだが。
2010/02/22
arcturus
タイトルに騙された口だが正直なところ読んでいて不快だった。思うところはいくつかあるが、強いて一つに絞るなら、現代における文学研究の意義について文学研究者が考えることを読んでみたい。恨み節よりはるかに読んでみたい。
2010/03/03
viola
ない。不愉快極まりないです。今年ワースト本間違いないでしょう。 タイトルからして、酷いものだけど・・・特に目新しさもないし、他人を非難することしか出来ないかわいそうな著者。 読んだ時間が無駄でした。 こういう人がいる大学には絶対行きたくないな・・・ 著者は教授になれなかったらしいから、単なる負け惜しみじゃないの、これ? ここまで書いちゃって、人間関係は大丈夫なのか・・・・・・・
2010/03/30
poefan
巻末の人名索引に著者の情熱を感じた。この人数を一手に引き受けられる才能と自信に脱帽。全く縁のない世界だが名前だけは知っている人が大勢登場したせいかミーハー的に面白く読めた。
2010/02/14
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