不屈に生きるための名作文学講義 (ベスト新書)
不屈に生きるための名作文学講義 (ベスト新書) / 感想・レビュー
おさむ
芥川賞作家が、高校生向けのサイトでの連載をまとめたもの。あの「ONE PIECE」からシュリーマンの「古代への情熱」まで古今東西の名作をぶったぎります。親に愛されなかった漱石の本音が見える「坊っちゃん」、正真正銘のヘンタイ谷崎や川端、元祖超訳の「岩窟王」、宗教家賢治、マザコンのスタンダール、時代にあわせて改竄された童話「母をたずねて3000里」等々興味深かった。
2016/07/03
ろぶくん
z会のホームページに連載していたものを書籍化したようです。なので文章も難しくなく通勤中に楽しく読んだ。谷崎潤一郎と宮沢賢治の解説が良かった。
2019/04/17
今夜は眠れない
いやあ!面白かった‼️ 眼からウロコの解説書。講義は、「ワンピース」から入って多岐にわたる。 本と深い仲になっているかしら、私は。 他者を生き・他者を想像することができているのだろうか?
2016/05/12
チョコ
楽しい文学史の脱線授業を聞いているよう!こんな先生の授業だと楽しいけどテストに出ないんだよねーって感じの?大岡先生のほかの本も借りてきましたー
2018/03/06
Ryuya Matsumoto
「不屈に生きるため」と言うよりは「読書をより楽しむため」という感じで楽しく読めました。一度読んだ本でも、他の人の解釈や感じ方にふれ、その作品に対する見方が変わってくるということは、愉快な体験です。夏目漱石や谷崎潤一郎、宮沢賢治など、もう一度じっくり読もうかなという気持ちにさせられました。
2016/04/30
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