愛と日本語の惑乱
愛と日本語の惑乱 / 感想・レビュー
AICHAN
図書館本。日本語に対する感性の鋭さを感じさせる作品。「言語は心の一部である」「文法はもともと脳の中にある」…なるほどねえ。ただ、もっと笑わせてほしかった。清水義範にしては真面目すぎる内容。
2018/11/05
アイボリー
日本語の変化に興味がある者として、この本は大変面白く拝読しました。確かに!なるほど!納得!と頷きながら、読み進めました。ここでの評価があまり高くないことに正直驚きました。姉にこの本の面白さを熱弁したところ「日本語そんなに好きなのね」と呆れ口調で言われました。本文中で、言葉は誤った意味で使われることが許容されていく場合と、誤った意味を指摘する風潮が流行して正しい意味に戻される場合があるとの指摘があり、その通りだと感心しました。どうやら役不足は後者の方に転んだようです。
2018/02/19
はるき
日本語の乱れ。数年前の作品なので、今は更に妙ちくりんなことになってると著者は感じておられるだろう乱れ。そこをもっと突っ込んで欲しいのに何故か恋やら何やらいれて小説風に仕上げるので美味しくない(^^;)あ、顔文字は何の乱れだろう。
2014/01/13
そうたそ
★★☆☆☆ 日本語というものの面白さ、複雑さ、奥深さ等々に気付かされる。井上ひさしさんの著書を読んでもいつもそう思うのだが、清水さんも別のベクトルから日本語に対して様々なことを日々思っているのだろう、と思わされる一冊だ。本書で書かれている日本語に対するトピックの一つ一つを取り上げれば面白い。ただ小説としては完成されていないと思った上でのこの評価だ。ラストも支離滅裂かな。筒井康隆ならこういう一見無茶な展開でもうまくまとめるのだが。また、長編にするよりも短編にした方が良かったのでは、とふと思ってしまった。
2012/12/28
ミッチ
NHKの用語委員を務めたこともある清水さん。言葉遊び?は流石です。 小説の内容は、パロディ小説と割り切って読むと面白いです。
2018/02/07
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