暮らしを旅する
暮らしを旅する / 感想・レビュー
こばまり
胸の内にぽっと火が灯るような心地よいエッセイ。手触りといい、ちょうど手のひらに収まる大きさといい、どこをとっても好ましい。繰り返し手に取りたくなる一冊。
2024/04/07
kyokyokyo3201
建築家中村好文氏の短いエッセイが42編。彼のセンスや暮らしぶりが垣間見られる。写真もとても素敵。暮らしの中のちょっとした時間に繰り返しめくって楽しむことのできる一冊だと思う。空中に浮かぶ読書用ベンチでこれを開けたらと想像するのも楽しい。
2021/09/30
ふう
『線と管をつながない、全作×好文の小屋作り』からの流れで。またも読みたい本が増えてしまった。
2023/03/09
なつ
この方の本、初読みでしたが、この人大好きー。どの一編も最初に写真があるエッセイ本。好きすぎてこんな言葉が浮かんだ。『写真から始まる日々の暮らしの物語。旅も仕事もプライベートも全部「暮らし」切り離せない一続きのもの、自分を創っていくもの、積み重なり拡がり大きくなって増えていくもの、気持ちよく心地よく穏やかな笑みを携えて讃えて、生きている生きて行く悦びに胸奮わせて。』そして、書き留めた言葉たち→瞠る、嗄れる、小淘綾(こゆるぎ)、ナンダ・サカ・コンナ・サカ、手の毀誉褒貶(きよほうへん)、本格建築家=本書く建築家
2015/11/02
みやび
旅好きな建築家、中村好文さんの写真付きエッセイ。中村さんの事は全然知らなかったけどタイトルと装丁に惹かれて。中村さんは旅に出た先で台所のあるアパートメントホテルに泊まるのだそうだ。そうすると部屋に漂う生活感と安心感がその街に滞在しているのではなく暮らしている感じにしてくれるという。旅行先で非日常を味わうのもいいけどこんな風にその土地に溶け込むようにして過ごすのも素敵だなと思った。遠出があまり得意ではない私は身軽にどこへでも出掛けて行ける人にちょっと憧れる。
2022/11/25
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