ニュースをネットで読むと「バカ」になる
ニュースをネットで読むと「バカ」になる / 感想・レビュー
yamaneko*
タイトルで損している本。日本では「ニュースソースを重視しない」「クレジットを表記しない」「大手メディアのレベルでネット空間も規定される」。池上彰氏が著書を書くのに全て自分で取材しているとは思えないし、まとめサイトはあたかも公平中立な立場で編集してあるかのような錯覚を起こさせる。他のニュースを覆い隠すためにしばしば起こる、メディアによる袋叩きの凄まじさ。メディアリテラシーを身に付けるのは容易ではない。
2015/06/14
よこしま
排除されるジャーナリズム。◆上杉氏自身も早くに消された1人。著書に関しては半分賛同。拙い部分もあり、なんとも。◆“記者クラブ”という大手メディアだけにしか開かれない報道。国の広報役。海外メディアやフリーには開かれず。古賀茂明氏を報道ステーションなどから降板させた件も政府の圧力であり。◆話題を他の件に集中させ、重要なことを隠すスピンコントロール。◆ネットでもメディアの工作員による匿名操作で、取捨選択が更に難しく。◆上杉氏には、経歴でNHK内定記者ではなく、契約記者と明確化してほしい。これもソースですので。
2015/05/01
ダンボー1号
タイトルが違う。「ニューヨークタイムスで学んだジャーナリズム論が日本のメディア業界を斬る!」という内容。ニューヨークタイムスで活躍した真のジャーナリストの見る目はさすがに違う。自分のメディアを宣伝しつつ既存メディアを非難する。てっきりニュースをネットで読んでバカになった人を取材しているのかと思ったが違った。ネット社会学や脳神経からの分析本ではなく上杉と言う人がNYタイムス贔屓な人が読む業界向けファンブックの印象でした。NYなだけにソース派でした。ほとんど新しさ感じませんがNY好き過ぎが伝わり面白かった!
2015/04/21
ランタン
タイトルでつられたけど作者いろいろたまってたんだなぁと。タイトルではネットニュースだけだけど読むと新聞テレビも批判してるというね。
2017/07/09
makimakimasa
日本の匿名文化に侵されたツイッターへの失望がタイトルに込められている。ヤフーニュースの弊害は不明確。ソース、クレジット、バイライン、コレクション、オプエド(Opposite Editorial=反対意見)の導入は大賛成。メディアは営利(スポンサーにおもねる)、ジャーナリズムは理想(寄付で育てる文化必要)。池上彰は人の取材成果を使った評論家で、ジャーナリストではないと食って掛かる(著者のNHK入社時に研修講師だった関係)。安倍首相が著者憎しでFB書き込みしたという「真相」は、憶測じゃなく本当に取材したの?
2020/07/07
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