サイコロジー人物日本史 中巻: 小田晋の精神歴史学
サイコロジー人物日本史 中巻: 小田晋の精神歴史学 / 感想・レビュー
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
1992年初版なのに歴史的情報が圧倒的に古いと思うのは、それだけここ最近歴史認識がいろいろと変化したからだろうか。また著者が「…それが人間の本性であって、人間の性が本来善などとはとても考えられない。」というように、人物評価も少し偏っている気がする。 この点を差し引いても新しい視点を与えてくれるので面白いシリーズ。 「三成の存在はないに等しい。あるのは機能だけである。しかし、彼にも人格はある。」秀吉の官房長官的役割を務めた石田三成の切なさは、今の非常勤社員の切なさにも通じると感じた。
2020/03/01
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