サイコロジー人物日本史 下巻: 小田晋の精神歴史学
サイコロジー人物日本史 下巻: 小田晋の精神歴史学 / 感想・レビュー
がんぞ
時代に先駆けて「狂人」が現れ(ニーチェ、吉田松陰、北一輝など)それがやがて時代思潮になっていくという。戦後の日本が押し付けられた「平和憲法」は卑怯民族に良く似合っていたので気に入ったというのが著者の見立て。先駆者は誰か?開戦決断について、元帥・東郷平八郎の「脳血管障害による老いが大きく影響しているというのが、最近ではほぼ定説になっている」というのはどうかな。 戦後四十数年の時点ではまだ開戦責任への嫌悪感が残っていたのだろうか。目新しい事実もいくつか教えられたが、小田晋の体制的な視点にはいつもながら辟易する
2011/05/25
:*:♪・゜’☆…((φ(‘ー’*)
英雄でも年をとると人がかわる、老化は仏陀ですら悩んでいたからなあ…。 「いかなる時代の指導者でも、老年に及んで脳血管障害に陥ったら判断を誤る。権勢をもっている人でもそういう状態に陥ったなら、公的な場の発言には余程、慎重であってほしいものである。」 老害の歴史は繰り返される。 特に明治維新以降の歴史は目も当てられない。
2020/03/14
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