壁 (ワニ文庫)
壁 (ワニ文庫) / 感想・レビュー
下町ロコモーティブ
*著者曰く、得意の「囁き戦術」が全く功を奏しなかった選手は二人。一人目は長嶋選手、明るい人で相づちは打つが、囁きなど聞いてなく関係の無い事を言い返してきたらしい。二人目は王選手、人柄が良く始めは丁寧に応対するが、集中モードに入ったら囁きなどには一切、反応して来なかったらしい。天性の野球の才能があり努力を怠らず頭も人一倍使って野球界を生き抜いた著者の本は奥が深く為になり、かつ、面白い。
2017/05/18
やすべえ
やっぱり野村さんの考え方は深い。監督は気づかせ屋というのは納得。南海時代の話も多く良かったです。
2017/04/19
葉
1954年にテスト生として南海ホークスに入団したノムさん。入団当初の仕事は仕事壁と呼ばれるブルペン捕手。テスト会場には平安や伏見など300人を越える受験者がいたらしい。遠投ではラインを越えて投げたことで試験をパスしたらしい。勉強することが野球だったと語り、鶴岡監督とのやりとりが書かれている。巨人がライバルと口にしながら、ほかのチームにお得意さんを作る方が優勝への近道と考えていたらしい。捕手のあり方や監督像などノムさん節が所々に垣間見える。
2018/03/20
かみかみ
同じ話を何度読んでもなるほどを唸らせる。
2017/06/14
cocolate
復習用には最適。期待を裏切らない野村本。最終戦の胴上げシーンには目がウルム。何を残すべきか。
2017/04/09
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