道なき未知 (ワニ文庫)
道なき未知 (ワニ文庫) / 感想・レビュー
鱒子
森博嗣さんは、自己分析力と論理思考力が卓越している。この人の語る内容はいつも揺るがない。なので、どの本を読んでも同じことが書いてある。それなのにまた次の本を読みたくなる。語り口はクールですが、自分が日和った時に軌道修正してくれる本です。心強い。
2021/08/03
佐島楓
これまで森さんが発表なさってきた内容を、ことばを変えて書いているだけであり、こちらにとっては指さし確認作業みたいな読書。だけどしっかり購入して読んでしまっていることに、ねじれた敗北感を感じる。
2019/04/27
まろにしも
この著者、好きやわ~。読んでいて、うまいこと言語化するなぁ~とスッキリするし、この抽象的な思考の世界が何とも心地良く、また著者の(根は)謙虚なキャラクターにも好感が持てる。要は、人生は長期戦、「一日、一日、コツコツと丁寧に」というクソ真面目なことを著者流のユーモアと知性によって、分かり易くかつ面白く、語られている。
2022/07/18
Yuri
普段はエッセイ読みませんが、この作家さんは別。 生きている状態というのは、例外なく「死ぬ途中」である。 この死生観?人生観?に強く共感。 自己啓発とまで押し付けがましくもなく、でもとても深い事が綴られてます。良い本だ。
2021/01/26
lily
AI思想のような人生の盲点における感情論抜きの数学的で模範的解答。読むのと書くスピードが変わらない超天才。35年間病院も行ったことがなければ、一錠の薬も飲んだことがないらしいが、fMRIで脳の働きを観察したら面白い発見があるに違いない。遊びを本気でいつまでも楽しめる子供でいられることこそが高度な精神性であり、森博嗣にとっての生きやすさなのである。私の生きやすさも一生ひたすら読書をしていることなのだけれど。
2019/06/05
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