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司書のお仕事―お探しの本は何ですか? (ライブラリーぶっくす)

司書のお仕事―お探しの本は何ですか? (ライブラリーぶっくす)

司書のお仕事―お探しの本は何ですか? (ライブラリーぶっくす)

作家
大橋崇行
小曽川真貴
こよいみつき
出版社
勉誠出版
発売日
2018-04-30
ISBN
9784585200611
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司書のお仕事―お探しの本は何ですか? (ライブラリーぶっくす) / 感想・レビュー

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鉄之助

恋バナ小説の形をとりながら、読んでいるうちに「司書」の仕事が具体的にわかる。新しいタイプ(?)の本だった。欄外やコラムの豆知識も充実。私の周囲にもたくさんいる司書の、アルアル話が散りばめられていて面白かった。図書をあるべき棚に正確に並べる「分類マニア」。調べることがあると、解決するまで気になって仕方がない「集中・執着派」…などなど。「図書館は『良い本』や『読むべき本』を置くところではなく、『できる限りいろんな種類の本』を置くところ」という登場人物の言葉に、大いに共感。

2020/02/16

ででんでん

スカベンジャー・ハントがおもしろそう‼自分の今の仕事は非常勤なので、最初から公務員として図書館に採用されている主人公がちょっとうらやましい…でも、主人公の年の頃、図書館司書という仕事が全く私の視野になかったからしかたがないか。本書にも図書館運営会社から限定された業務契約で派遣されている裕美が登場する。共通する部分もあるし、自分のやっている仕事の範囲が広いので、違う面も。書類仕事に追われると、カウンターに出たくなるという智香の気持ちはよくわかる。「司書はグループで活動するべき」~その通りだと思った。

2018/09/13

寂しがり屋の狼さん

司書のお仕事や図書館の事がよく解るお仕事小説(’-’*)♪図書館のカウンターに居る司書さんは図書館運営会社から派遣されているとかカウンター業務では利用者が話しかけやすいようにわざと暇そうにしているとか…物語そのものも楽しめますが図書館や司書のお仕事について詳しく描かれているので勉強になります。さらに細かな説明をコラムとして別枠に書いてあるので図書館を多く利用する方や司書について興味のあるかたには、お薦めです(*^^*)二巻も借りたので読まなきゃ!

2020/12/24

☆よいこ

これはいいお仕事小説。中学生にはちょっと専門的すぎかな高校生向け。[第1章 NDC分類の悪戯]古書の書誌データ、目録作成。古い本に挟まれていた一枚の封筒。誰が誰に宛てたメッセージなのか探る。[第2章 謎解きは選書の前に]BLやラノベの選書について。スカベンジャー・ハントのイベント開催。[第3章 初恋レファレンス]地元資料のレファレンス。私立高校の蔵書データを電子化する相談。▽面白かった。実際には地味な肉体労働メインだとは分かっているけど、司書の仕事の楽しいところをお話にしてあるのはいい。

2018/09/20

よっち

味岡市立図書館に新人司書として採用された稲嶺双葉を主人公に、蔵書目録の作成や本の受け入れ作業、イベント企画と言った司書の仕事とその成長を描くお仕事小説。認定司書さんを監修に正職員と委託職員との関係や、ネット全盛時代の変わりつつあるレファンレンスだったり、イベントの企画立案や高校の学校図書館との現実的な連携だったり、今の司書さんの仕事が昔と比べてどのように変わってきているのか、またどんなことに意識を向けているのか、主人公の立ち位置をうまく使って分かりやすく小説仕立てで説明してくれていると感じた一冊でした。

2018/07/12

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