澁澤龍彥考/略伝と回想 (澁澤龍彦論コレクション 1)
澁澤龍彥考/略伝と回想 (澁澤龍彦論コレクション 1) / 感想・レビュー
ぐうぐう
昨年は、没後三十年ということで、澁澤龍彦をめぐる企画で賑わった一年だった。澁澤の自著が一画を占拠している書店が多く見受けられたりしたものだ。巌谷國士の『澁澤龍彦論コレクション』も、そんな流れの中で刊行が決まったシリーズと言っていいだろう。澁澤の近くにいて、澁澤の影響を受けてきた巌谷は、必然的に澁澤にまつわる文章を書くことが多くなっていった。そんな巌谷の澁澤に関する文章、発言、対談等をまとめたのがこのシリーズなのだが、全五巻という驚くべきボリュームは巌谷の澁澤への理解の深さをそのまま物語っている。(つづく)
2018/01/13
保山ひャン
澁澤龍彦考と、新たに付け加えられた文章をあわせて、全面的に加筆修正された一冊。巌谷さんが再三にわたって強調するのは、澁澤龍彦という作家の生長について。いつ読み直しても面白い澁澤龍彦、またまた読み直したくなってきた。
2018/01/27
コウみん
5年前、神保町のある本屋で立ち読みした本。 全5巻まであり、たぶん澁澤龍彦没30年で澁澤さんを想うことで出た本かも知れない。 ここでは澁澤について語ってある。 この前に澁澤龍彦展に行ったが、そこで聞いた内容と同じだった。
2022/11/20
感想・レビューをもっと見る