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現象学と形而上学 (叢書・ウニベルシタス 433)

現象学と形而上学 (叢書・ウニベルシタス 433)

現象学と形而上学 (叢書・ウニベルシタス 433)

作家
ジャン・リュック マリオン
ギイ プランティ・ボンジュール
三上真司
重永 哲也
檜垣立哉
出版社
法政大学出版局
発売日
1994-03-01
ISBN
9784588004339
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現象学と形而上学 (叢書・ウニベルシタス 433) / 感想・レビュー

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ひばりん

ヘーゲル・フッサール・ハイデガーという3人の現象学者についての論文集。興味深いのはマリオンによるハイデガー論か。1927年と1929年の間に起きたハイデガーの変調を「濃縮ウランに頼った核分裂から、あらゆる素材に生じうる核融合への移行」という比喩で表現している。なるほど、フッサールの数学性と対比していえばハイデガーは物理学・・・しかも核物理学的な人なのかも。不安の外部から存在が到来するのではなく、不安じたいの作品化(=核実験)が存在開示(=新元素を合成発見)する。核融合=フュージョン系としてのハイデガー。

2021/10/12

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