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社会構造とゼマンティク 3 (叢書・ウニベルシタス 963)

社会構造とゼマンティク 3 (叢書・ウニベルシタス 963)

社会構造とゼマンティク 3 (叢書・ウニベルシタス 963)

作家
ニクラス ルーマン
Niklas Luhmann
高橋徹
三谷 武司
赤堀 三郎
阿南 衆大
徳安 彰
福井 康太
出版社
法政大学出版局
発売日
2013-11-26
ISBN
9784588009631
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社会構造とゼマンティク 3 (叢書・ウニベルシタス 963) / 感想・レビュー

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roughfractus02

各システム内外のコミュニケーションが「盲目的」に進行する構造を、著者はオペレーション構造と呼ぶ。また、諸可能性に開かれたランダムなこの構造を秩序づける観察構造をさらに設定する著者がこれをゼマンティク構造と呼んで両者の関連を検討する背景には、アリストテレス以来分離された政治と倫理の統合への意志が感じられる。認識論からすると、人間は後者のゼマンティク構造における変動(第二次的進化)から前者のオペレーション構造に起きている社会の多極化と複合性の増大を記述し、従来の歴史の線状性を複雑性において捉え直す作業となる。

2024/08/05

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